今日は日赤医療センターに健診に行ってきました。ほぼ9ヶ月前にもいったのですが、5kgほど減量が出来ていたので、ドクターにもほめられまして上機嫌です。会社から徒歩で行ける距離、というか暑い日にはちょっと無理な距離ですが、まぁダイエットもかねて徒歩で向かう事にしました。途中、明治通りから医療センターに上がってゆく道沿いに、渋めの建物がいくつもあるのですが、その中でも大きめのものが目立ったので、ちょっと近づいてみた。そうすると、それは在日チェコ共和国大使館でした。ちょっと曇り空だったので色合いが悪いですが、なかなかカッコ良くてシックな感じです。ちなみに僕自身はチェコに行った事はありませんが、チェコと聞くと思い浮かべるものは、プラハの橋と、パヴェル・ニェドヴェド(サッカー選手)です。まぁこれは今回の事とは直接関係ありませんが。。。
で、こちらの一階にチェコセンターというスペースがあり、そこでやっていたのがチェコ人の写真家、オルドジフ・シュカーハの「1968年8月21日早朝〜プラハ侵入」という個展でした。正直人通りも少ないし、大使館併設ということで、ちょっと入りにくい雰囲気もあったのですが、なんか気になったので入ってみました。お恥ずかしながらシュカーハさんがどういう人なのかは知らなかったのですが、聞く事は多くも実際は知る事が無かった「プラハの春」について少しでも学ぶ事が出来る興味深い展示でした。20点ほどの小さな展示でしたが、先日もロシア軍がグルジアに侵攻したばかりだったので、奇しくも同じロシア軍の姿を捉えていたそれらは、古い写真ながらも何か妙なリアリティと異質な空気を、時空を超えて感じさせていました。
ある普通の朝に、外国の軍隊が戦車に乗って乗り込んでくるというのは、どういう感覚をもたらすのだろうか。生暖かい空気を切り裂くような鋭いものなのか。それとも反応する力さえも奪い取るような圧倒的な力があるのか。そんな感覚に身を置く市民の気持ちはどんなものなのか。そういった疑問を投げかけてくれる作品でした。
日本に住んでいる我々は、そういう事を経験することがなかったから、そういう時にはどういう反応をするのだろうか、とさらに考えが巡った。大使館を出た後も、道を歩きながら、「この歩道に戦車が走っていったらどんな気持ちになるのだろう」と。そしてふと村上龍の「半島を出よ」という小説を思い出した。経済が衰退した近未来の日本に、北朝鮮の反乱軍が福岡に侵攻してくるという物語だったけど、本当に僕はそういう出来事に出くわしたらば、どういう反応をするのだろう、と。
ものすごくネガティブな想像がいろいろ頭を巡ったのだけど、不思議と嫌な気分では無かった。
それはなぜなのかはよくわかりませんが、ちょっとした冒険というか、予想外の展開が良くもあった散歩道でした。
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