最近本を読みたくなっているので、そぞろに読んではいるのですが、英語が読みたくなった。僕の中では「英語を読む」というと学生時代の名残で「教科書を読む」とほぼ同意語になる。何気なく英書を探しているとついつい社会科学理論やら、人類学ものになってしまう。この手の書物は、もう中身も全くアタマに入ってこないし、興味の度合いは年々減ってきている。『何かアタマを使わなくてもいい書物は無いか』とおもい見つけたのが、Red Hot Chili Peppersのボーカルであり、作詞を担当しているAnthony Kiedisの自叙伝、Scar Tissue。ちなみに熱狂的なファンではありませんが、見るからに破天荒で、文章なんか書きそうにもない彼が自叙伝を書いている、というその事実の面白さだけで選んでみました。まぁちゃんと共著者もいるので、その方が大方を書いたのだとは思うんだけど、知らない単語がそれなりに出てきて、それはそれで衝撃的でした(笑。
内容的にはまぁ想像通りのドラッグ、セックス、ロックン・ロール、というもので感動的であるとかそういうことは一切ありません。しかしながら、なぜあのようなブッ飛びキャラが出来上がっていったのかという事は、中学時代からヒッピー兼ドラッグディーラーの親父に育てられたという環境が大きく影響していたという事は良くわかり、バンドを結成するまでの成長過程の部分は興味深く読めた。その後も売れないながらもがんばってのし上がった若干の「成り上がり」的物語であったり、「あのレコードを作っていたときは、バンドはこんな状況にあった」的な裏エピソード、はたまたジャンキーとしての心の移ろいや葛藤など、など、全体を通してレッチリファンでなくても面白いのではないかと思います。今では仙人のようにすっかりシラフな語り口で結ばれる最後の2-3ページは、まったくをもって「カリフォルニアっぽい」です。
たしかにあまり深く考えずに読めたけど、自伝ではやっぱりマイルズ・デイビスの'Miles:The Autobiography'やThe Doorsの元ドラマー、ジョン・デンズモアが書いた'Riders on the Storm'のほうが面白かったかな、というのが正直な感想です。
2 件のコメント:
Anthonyが自叙伝を書いていたとは驚き。面白そうだね。時間が出来たら読んでみます~。
意外だよね〜。でも共著者が良いんだと思うけど、文章はまとも。でもね、ストーリーの流れがちょっと粗い部分もあるけど、それはきっとアンソニーらしさなんだと思うよ。
コメントを投稿